体育の授業と聞くと親世代の方々はサッカーやバスケットボールなどの球技、あるいはマラソンや短距離走などの陸上競技などをまず思い浮かべるでしょう。
しかし昨今はそれらに加えダンスも必修科目に加えられています。
文部科学省がそのように学習指導要領を改定した理由はさまざまにありますが、その一つして挙げられるのがコミュニケーション能力の向上です。
たとえば大人数で踊るヒップホップダンスはチームワークが重要であり、一人ひとりが連携しつつ各々の役割を担っていくことが求められます。
また創作ダンスに関しても、どういった振り付けならメッセージを伝えられるかを考えなければならないため、コミュニケーション能力の鍛錬としては非常に効果的です。
教員がダンスの指導に慣れていない、ダンスの解釈にばらつきがあるなどといった問題はあるものの、仲間と心を通わせつつのびのびと体を動かす経験は子供たちにきっと良い影響を与えるでしょう。